タイトル


Daily Work むだ話 リンクページ


むだ話


 耳垢について

これから述べてゆくことは、100%おっさんの趣味ですから、興味のない人にとっては本当につまらない話だと思います。もし、少しでも興味のある方はゆっくりしていってください。それでは始めます。

少し前の事になりますが、あるアニメを観ていた時、(因みにその時観たアニメと言うのは、D.T.B.と言う作品の一期目でした)ふと疑問に思ったことがあったのでここで少し触れておきたいと思います。

それはなんと耳垢についてなのですが、そのアニメ作品の中で二人の登場人物の会話に、耳垢の湿った(アメミミと言っていました)人は体臭が強いという話が出て来ていました。少々気になったので調べてみようという事になりました。実はおっさんも耳垢が湿って柔らかい体質なのです。自分ではそれほど体臭がきついとは思えないのですが、語られている事が事実かどうかを知りたくなり調べてみました。

耳垢(Wikipedia)に関しては、どうやら日本人を含む極東の黄色人種が特殊な条件を持っていて、他の人種は概ね傾向が共通しているようです。それは、北部の中国人、韓国人、日本人は湿った耳垢を持つ人の割合が低いという事のようです。北部の中国人、韓国人については4〜7%、日本人では16%程度が湿った耳垢の体質を持つらしいのですが、他の人種では、黒人が99.5%白人で90%以上、ミクロネシア・メラネシア人で60〜70%と多くの人が湿った耳垢の体質を持っているという事のようです。

次に、湿った耳垢と体臭の関連なのですが、これは迷信ではなく事実上正しいようです。というのも、体臭はアポクリンン腺から分泌される汗により生じるようで、湿った耳垢もアポクリン腺から分泌される体液によって生成されるからと言う事のようです。アポクリン腺の少ない新モンゴロイド(乾いた耳垢の特徴を持つ人々)よりアポクリン腺の多い古モンゴロイド(湿った耳垢をの特徴を持つ人々)のほうが体臭が強い傾向にあるという事のようです。
おっさんにとってはちょっとショックな結果でしたが、これは事実のようです。そして、おっさんと同じ体質を持っている日本人は六人に一人もいないと言う事です。おっさんは少数派なのでした。因みに、湿った耳垢の事は俗に「べた耳」と言うのだそうです。そして、耳本体(外部に露出している肉の部分)の事は耳殻と言うのだそうです。(Wikipedia)


 目について

おっさんは五十年以上生きてきたなかで、目に関して考えた事が殆どありませんでした。目を外観から捉えた時に知っていることと言えば、白目の部分と黒目の部分くらいの知識しか無く、瞳という言葉はもちろん知っていましたが、黒目全体の事だとばかり思っていました。(100%間違っているという事でもないようですが)実にその程度の認識しか持っていませんでした。

何故そんな事を考えたのかと言えば、前述のアニメを見ていた時、オッドアイ(虹彩異色症Wikipedia)の少年が登場したのですが、要するに左右の目の色が異なっている少年という事であり、それで、一体目のどの部分の色が左右で違うのだろうか?と言う疑問が生じました。自分の中で自分に対して言葉で説明できなかったのです。それで少し調べてみる気になりました。蛇足になりますが、オッドアイは動物の場合に多く用いられ、人間の場合で両目の虹彩の色に違いがある場合はヘテロクロミア・イリディウム(Heterochromia iridium )と言うらしいです。また、片目の中で虹彩等に部分的な色の違いがある場合はヘテロクロミア・イリディス(heterochromia iridis) と言うようです。単にヘテロクロミアだけで虹彩異色症全般を表す事もあるようです。

それではこれから、目について調べ、そして、考えたことを簡単に書きたいと思います。

眼(目)(Wikipedia)はダイレクトに眼全体の事です。もし興味をお持ちでしたらWikipediaで詳しく説明されていますので、リンクから入ってみてください。

(Wikipedia)が結構ややこしい部分で黒目全体の事とばかり思っていました。(絶対に間違っているとは言いきれないようですが)正確には瞳孔の事のようです。

虹彩(Wikipedia)は一般的に瞳と思われている所の事で、実際今回調べた中に”瞳(虹彩)”と言うように扱われていたこともありましたので、絶対に間違っているという事ではないようなのですが、正確には瞳(瞳孔)は虹彩の中心に位置してる穴であり、つまり、虹彩のない部分と言う事のようです。瞳孔からは眼の奥の部分が見えていて、奥の網膜色素上皮が光を反射しないので瞳孔は黒く見えるそうです。したがって、虹彩の青い白人系の人でも例外を除いて瞳は黒いという事になりそうです。(例外はアルビノの場合で淡紅色に見えるそうです。)虹彩は日本人の場合、濃い褐色か薄い褐色しかないそうですが、白人系の場合は、メラニン色素の少ない順にバイオレット・ブルー・グレー・グリーン・アンバー・ヘーゼル(淡褐色)・ブラウン(濃褐色)と七種類もバリエーションがあり、とてもゴージャスな感じで少し羨ましい気がします。さて、”目”についてはこれぐらいにして、次に行ってみたいと思います。次は”目”の中でも少し出てきましたが、アルビノについて少し触れたいと思います。


 アルビノについて

ダン・ブラウンのダ・ヴィンチ・コードを読んだ時、登場人物の一人がアルビノ(先天性色素欠乏症)(Wikipedia)でした。アルビノであるが故に辛い幼年期を過ごした話であったように記憶しています。本を読んだ当時はあまり気にしていませんでしたが、上記の”目”を調べている時にアルビノが出てきたものですから、興味が湧き調べてみたくなりました。

アルビノの場合は先天的にメラニン色素が欠乏しているようです。メラニン色素は主に紫外線の害から細胞組織を守るために生成されるものらしく、欠乏すれば当然のことながら細胞組織にダメージを受けてしまい、皮膚の損傷や皮膚がん発病のリスクが高くなるようです。よって、厳重な紫外線対策が必要になり、特に屋外での活動では注意を要するようです。

動物では、ホワイトタイガー、ホワイトライオン等が話題になる事がありますが、これらの場合は必ずしもアルビノとは限らず、白変種(Wikipedia)である場合があるらしいのです。白変種の場合は遺伝子の異常ではなく、何度も氷河期や間氷期を乗り越えてきた生物には当然起こってしかるべき変化らしいのです。氷河期のように寒く雪と氷に閉ざされるような環境下では、体毛が白いほうが捕食者と被捕食者双方にとって生存に適していると思われるからのようです。白変種の場合はメラニン色素を普通に持っているので、虹彩の色も瞳孔の色も普通のようです。瞳孔の色は黒く、それを見ればアルビノと区別がつくようです。因みに日本の白ウサギはアルビノの種として認定されているようです。

ページトップへ



お断わり : このページに書かれているデータあるいは知識の多くはWikipediaに由来するものです。(ヘテロクロミア・イリディウム、同・イリディスに関しては、gooの“教えて!goo”に掲載されていた「瞳の色」Q&Aの記事[2002.07.23]より引用しました)従って私が実社会で調査した訳でも研究した訳でもないため、断定的な表現は採らず、迂遠な言いまわしになっていることをお許しください。

inserted by FC2 system